We　love　tennis

パリでの熱く、華やかな戦いも幕を閉じました。
最後を飾ったのは男子シングルス決勝戦。

快挙　ナダル・全仏3連覇


男子シングルス決勝戦
Roger federer　　Rafael Nadal


序盤からフェデラーは何とも不調のようでした......
一方、ナダルは真逆の好調ぶり（。∀。）ノ

フェデラーはファーストの確立が40%を切る出だし。
一方、ナダルは相変わらずの高さで70%台！！


それから、今試合、注目したいのは魔の15-40ですよね。
あっ、これはフェデラーの視点からのものですが（汗）
ナダルのサーブでフェデラーのブレイクチャンス。
スコアは15-40。あと1ポイントでブレイクできるんですよ。
それでもナダルに追いつかれて最後はキープされてしまう。
このパターンが何回あったことか・・・・・・
これがもし決まっていたら試合展開は変わっていたでしょう。
来年こそはきっとリベンジしてくることを待っています


それにしてクレの王者の強さを見せ付けられた試合です。
あのフェデラーに対して打たせない凄さ......
う～ん、それにあの攻撃力と予測力もすばらしい
会場がロジャーコールになっても動じない精神力。
ナダルの長所がとっても際立った試合のように感じます。

フェデラーは彼のテニスを全然させてもらえませんでしたね。
いつもは見られないミスを連発したり......
どうしたのかな、と思わせるような試合運びでした。
本人がいうには去年の方がいい試合ができたとのことです。


生涯グランドスラム達成は来年まで持ち越しになりました。
それでもこれで来年もまた大きな期待が懸かるでしょう

最後にこの試合の写真をオフィシャルサイトより




楽しかった2週間に心からありがとう。
この2週間を作ってくれたみなさんにも心からお礼を

いい戦いが出来た。フェデラーはリターンでいくつかミスをおかしたから、
それが少し僕に有利に働いた。
僕のフォアハンドはよかったし、非常に安定したサービスが打てた。
第1セットを先取できたことが、非常に大切だった。
だって僕が第1セットを取れば、相手は勝つためにあと3セット
取る必要があるからね。だからもしも第1セットを取ることができたら、
僕を倒すために彼はもっと走り回らなければならないだろう、と分かっていた。
それに長い試合になれば、僕が少し有利だということも分かっていた。
確かに彼も十分なフィジカルを持っているけれど、僕はそう感じていたんだ。
そしてその通りになった。

（優勝後のマイクスピーチでは）フェデラーには残念だったね、と言ったんだ。
だって今大会の決勝で、連続グランドスラムを落としたんだから。
だから彼にとっては、決して簡単なことじゃないだろうね。
彼の健闘を称えたい。
今大会のことだけではなく、今シーズン成し遂げてきたことすべてについて。
彼は常に冷静だし、状況をしっかりと受け止めることが出来る人間だ。

3年連続優勝なんて、夢のようだよ。
オーストラリアでシーズンを始めたとき、あまりいいプレーが出来ていなかった。
だからあの時点で、こんなことが成し遂げられるなんて思ってもいなかったよ。
5タイトルを勝ち取れるなんて、マスターズシリーズ3つに今大会を
勝ち取れるなんて、想像さえしていなかった。
自分のプレーには非常に満足している。
クレーシーズン前のハードでも、自分のパフォーマンスに満足している。

ここ数日、僕は去年よりも今年のほうがいいプレーが出来ていると言い続けてきた。
以前よりも、ほんの少しより完璧な選手になったと思う。
ネット前にも出られるようになった。
もちろんフェデラー戦で、前に出るのは難しかったけどね。
だってフェデラーは信じられないようなパッシングショットやバックハンド、
フォアハンドを出してくるから。でもネット前に出られるようになって、
以前よりもうまくチャンスがつかめるようになった。
以前よりもフォアハンドで攻撃的なプレーが出せるようになった。
バックハンドも少し上達したよ。だから僕は以前よりいい選手になったと感じてる。
今年の自分のパフォーマンスに満足している。
だって僕はたくさんの試合を勝ったし、たくさんの試合をいい内容で勝っている。
去年はたくさんの試合を勝ったけれど、いい内容で勝てた試合はあまり多くなかった。

（3つのタイトルは）比較することなんてできない。
それぞれに違った思いがあるし、状況も違った。
キャリアにおける段階がそれぞれ違うからね。
1年目は、やっぱり初めてだからすごく感動した。
2年目は、ケガから復帰した後だったからやはり感動した。
そして今年は、自分のベストテニスができたから、すごく満足しているね。

（優勝候補として大会に出場するのは）難しかった。
だから自分のことだけを考えるようにした。
自分の気持ちだけを考えて、他の人がどう考えているのかには
目を向けないよう努力した。ベストパフォーマンス、ベストテニスをすることだけを
考えた。大会前から分かっていたことだけど、この大会は他のどんな大会よりも
少しナーバスになってしまうんだ。だからいいプレーをするためには、
この事実を受け止めなければならない。でも大会序盤は、いいプレーをするのが
難しいんだ。プレッシャーが大きいからね。僕はここでいいプレーをしなくてはならない、
と誰もが思ってる。僕は絶対に勝たなければならない。だから難しかったよ。
でも集中して、たとえいいプレーが出来なくても初戦を勝つことが出来れば、
おのずと自信は戻ってくるのさ。

ウインブルドンには、ファイナリストの座を守りに行くわけではない。
僕はウインブルドンを戦いに行くんだ。守るべきものは何もない。
前に進むために戦うんだ。こんな気持ちだよ。
自分のベストを尽くすために大会へ乗り込む。
再び決勝に進出するのは、難しいことだろう。
誰もが、あそこのサーフェスは僕のプレースタイル向きではないと言うからね。
でも決勝に進出するために、自分のポテンシャルを全て注ぎたい。
もしもそれが不可能だったら、家に帰るだけさ。

2007年ローランギャロス優勝者
Rafael Nadal