2007年06月10日
数々の試練を乗り越え、最高の舞台に...... [女子シングルス決勝戦]
華の都、パリでの熱戦も徐々に幕をとじはじめています。
そんな華々しい大会の決勝戦が行われました。
エナン、優勝おめでとう(>∀<)ノ
女子シングルス決勝
Justine Henin Ana Ivanovic
序盤、勢いにのるイバノビッチがいきなりブレーク。
何とも言えない驚きと興奮から決勝戦は幕をあけました。
今大会は3連覇4度目の優勝を狙うエナン。
立ち上がりはまだ何となく硬さがあったようです・・・・・
それでもブレイクされたぐらいで調子を崩さないのが女王。
第2ゲームは競りながらもきちんとブレイクバック!!
ここから徐々にエナンの硬さが抜けてきたのか本調子
イバノビッチもスパープレーをするものの流れを戻せず...
彼女はサーブが安定しなかったようです(。∀。)ノ
セット中盤でエナンに大きくリードをされた際からトスが...
トスが横に上がってしまっていても無理に打ってしまう始末。
やはり、緊張と焦りというのは怖いものです
第2セットも第1セットよりも健闘し、2ゲーム取るものの、
エナンに対する反逆、逆襲とまではいかなかったようです。
試合が終わってみれば・・・・・・
6-1,6-2の圧勝でエナンが3連覇4度目の優勝を果たしました
残すは男子シングルス決勝戦。
ナダルがエナンに続き3連覇を成し遂げるのか・・・・
あるいはフェデラーが初優勝を飾るのか・・・・
「赤土の女王」なんてステキ。本当にステキだわ。
なにが起こったのか、まだうまく理解できない。
少女だった頃、この会場に来ることを、大会に出場することを、そして優勝することを夢見ていた。
それを私は、もう4度も成し遂げた。
それも3年連続優勝して、そのうち2回は1セットも落としていない。
とにかく素晴らしいことね。
この優勝がほんとうに欲しかった。
どれだけ私が強い気持ちで戦いに挑んだか、皆さんは想像もつかないほどよ。
確かに試合序盤には少しナーバスになっていた。
でもこの勝利を、落とすわけには行かなかった。
どうしてもパリでもうひとつタイトルが欲しかった。
だからものすごく感動している。
すごく嬉しいし、誇りに感じている。
序盤の2ゲームは彼女がコントロールしてきたけれど、試合はかなり簡単だった。
彼女はかなりナーバスになっていたから、私はパーフェクトに自分の仕事を成し遂げた。
いいサービスが出来たし、コートで成すべきことを成し遂げた。
家族が、素晴らしい人たちが私を支えてくれた。
彼らにこの勝利を捧げることができて本当に嬉しい。
だって皆それぞれに、ここ数年、様々に苦しんできたんだから。
そして今日、私たちはこの喜びでひとつになった。
この瞬間を分け合うことが出来て、最高ね。
彼らがどこで応援しているか知っていた。
だから彼らを見上げて、互いに見つめ合って、目と目でたくさんのことを理解しあった。
色々なことが起きた後だったから、気持ちを上手く抑えて戦う必要があった。
とにかく集中して、モチベーションを持って、ただコートで楽しもうと努力していたの。
だから今日の気分は本当にステキな気分。
ここは私の庭のようなもの。我が家にいるような気分になる。
常にベストを尽くそうと思ってコートに出るし、タフなファイトも覚悟してる。
だから予想していたよりも試合が簡単に勝てたというのは、いいニュースね。
でも今大会のドローはかなり厳しかった。
ドロー表を見たときに、すぐにそう思ったの。
ドローセレモニでは、準々決勝でセレナと対戦する可能性があると知ってがっかりした。
本当にタフなドローだった。
この先の7試合を予想したとき、かなり難しい対戦相手の名前が並んでいたから、
ひとつひとつ勝ち上がっていかなければならなかった。
(勝利後に開けたコーチからの封筒について)あれは私だけのためにとっておく。
ごめんなさいね。皆さんが内容について知りたいと思うのは当然だけど、
あれはコーチのカルロスと私だけに関するものなの。
他の封筒には、戦術的なことが書いてあった。
サービスで何をすべきか、リターンをどうすべきか、っていうこと。
特別なものは何もなかった。
例の封筒について私が言えることは、彼が私を誇りに思っている、ということだけよ。
気分的には、私のほうが楽だったんだと思う。
もちろん4年前に初めて決勝に進出したときと同じように、私もストレスを感じた。
でももしかしたら私には、緊張が増していくのを感じとる必要があるのかもしれない。
時に苦痛でもあるけれど、緊張感が必要なの。
8、9時間もぐっすり眠れるとは最初から思っていなかった。そんなことあり得ないから。
だから今朝、全てがいつも通りだったから逆に安心しちゃったわよ!
(ストレスは怖くない?何か恐れているものは?)自分かな。時々少しね。
私はいつもストレスを起爆剤に使ってきたし、常にポジティブなものととらえてきた。
ストレスのせいで動けなくなったり、前に進めなくなったりしてはならない。
ストレスとは、何かを成し遂げる手助けになるべきなの。
ここ数年は、そんな風にストレスを力に変えてきた。
以前はストレスのせいで、動けなくなってしまった時もあったのよ。
今は、ストレスをポジティブに使うことが出来ている。だから私には必要なもの。
トップアスリートたちは、皆こんな風に感じていると思う。ストレスは恐るべきものではない。
だって人生を脅かすようなものではないんだから。
これはうまくやりたいという欲望の現われなの。
巨大なプレッシャーは感じるわよ。
だって20年間、私はこのために全てを尽くしてきたんだから。
だからこうして、努力が報われたことにほっとするのね。
2007年ローランギャロス優勝者
Justine Henin
そんな華々しい大会の決勝戦が行われました。
エナン、優勝おめでとう(>∀<)ノ
女子シングルス決勝
Justine Henin Ana Ivanovic
序盤、勢いにのるイバノビッチがいきなりブレーク。
何とも言えない驚きと興奮から決勝戦は幕をあけました。
今大会は3連覇4度目の優勝を狙うエナン。
立ち上がりはまだ何となく硬さがあったようです・・・・・
それでもブレイクされたぐらいで調子を崩さないのが女王。
第2ゲームは競りながらもきちんとブレイクバック!!
ここから徐々にエナンの硬さが抜けてきたのか本調子
イバノビッチもスパープレーをするものの流れを戻せず...
彼女はサーブが安定しなかったようです(。∀。)ノ
セット中盤でエナンに大きくリードをされた際からトスが...
トスが横に上がってしまっていても無理に打ってしまう始末。
やはり、緊張と焦りというのは怖いものです
第2セットも第1セットよりも健闘し、2ゲーム取るものの、
エナンに対する反逆、逆襲とまではいかなかったようです。
試合が終わってみれば・・・・・・
6-1,6-2の圧勝でエナンが3連覇4度目の優勝を果たしました
残すは男子シングルス決勝戦。
ナダルがエナンに続き3連覇を成し遂げるのか・・・・
あるいはフェデラーが初優勝を飾るのか・・・・
「赤土の女王」なんてステキ。本当にステキだわ。
なにが起こったのか、まだうまく理解できない。
少女だった頃、この会場に来ることを、大会に出場することを、そして優勝することを夢見ていた。
それを私は、もう4度も成し遂げた。
それも3年連続優勝して、そのうち2回は1セットも落としていない。
とにかく素晴らしいことね。
この優勝がほんとうに欲しかった。
どれだけ私が強い気持ちで戦いに挑んだか、皆さんは想像もつかないほどよ。
確かに試合序盤には少しナーバスになっていた。
でもこの勝利を、落とすわけには行かなかった。
どうしてもパリでもうひとつタイトルが欲しかった。
だからものすごく感動している。
すごく嬉しいし、誇りに感じている。
序盤の2ゲームは彼女がコントロールしてきたけれど、試合はかなり簡単だった。
彼女はかなりナーバスになっていたから、私はパーフェクトに自分の仕事を成し遂げた。
いいサービスが出来たし、コートで成すべきことを成し遂げた。
家族が、素晴らしい人たちが私を支えてくれた。
彼らにこの勝利を捧げることができて本当に嬉しい。
だって皆それぞれに、ここ数年、様々に苦しんできたんだから。
そして今日、私たちはこの喜びでひとつになった。
この瞬間を分け合うことが出来て、最高ね。
彼らがどこで応援しているか知っていた。
だから彼らを見上げて、互いに見つめ合って、目と目でたくさんのことを理解しあった。
色々なことが起きた後だったから、気持ちを上手く抑えて戦う必要があった。
とにかく集中して、モチベーションを持って、ただコートで楽しもうと努力していたの。
だから今日の気分は本当にステキな気分。
ここは私の庭のようなもの。我が家にいるような気分になる。
常にベストを尽くそうと思ってコートに出るし、タフなファイトも覚悟してる。
だから予想していたよりも試合が簡単に勝てたというのは、いいニュースね。
でも今大会のドローはかなり厳しかった。
ドロー表を見たときに、すぐにそう思ったの。
ドローセレモニでは、準々決勝でセレナと対戦する可能性があると知ってがっかりした。
本当にタフなドローだった。
この先の7試合を予想したとき、かなり難しい対戦相手の名前が並んでいたから、
ひとつひとつ勝ち上がっていかなければならなかった。
(勝利後に開けたコーチからの封筒について)あれは私だけのためにとっておく。
ごめんなさいね。皆さんが内容について知りたいと思うのは当然だけど、
あれはコーチのカルロスと私だけに関するものなの。
他の封筒には、戦術的なことが書いてあった。
サービスで何をすべきか、リターンをどうすべきか、っていうこと。
特別なものは何もなかった。
例の封筒について私が言えることは、彼が私を誇りに思っている、ということだけよ。
気分的には、私のほうが楽だったんだと思う。
もちろん4年前に初めて決勝に進出したときと同じように、私もストレスを感じた。
でももしかしたら私には、緊張が増していくのを感じとる必要があるのかもしれない。
時に苦痛でもあるけれど、緊張感が必要なの。
8、9時間もぐっすり眠れるとは最初から思っていなかった。そんなことあり得ないから。
だから今朝、全てがいつも通りだったから逆に安心しちゃったわよ!
(ストレスは怖くない?何か恐れているものは?)自分かな。時々少しね。
私はいつもストレスを起爆剤に使ってきたし、常にポジティブなものととらえてきた。
ストレスのせいで動けなくなったり、前に進めなくなったりしてはならない。
ストレスとは、何かを成し遂げる手助けになるべきなの。
ここ数年は、そんな風にストレスを力に変えてきた。
以前はストレスのせいで、動けなくなってしまった時もあったのよ。
今は、ストレスをポジティブに使うことが出来ている。だから私には必要なもの。
トップアスリートたちは、皆こんな風に感じていると思う。ストレスは恐るべきものではない。
だって人生を脅かすようなものではないんだから。
これはうまくやりたいという欲望の現われなの。
巨大なプレッシャーは感じるわよ。
だって20年間、私はこのために全てを尽くしてきたんだから。
だからこうして、努力が報われたことにほっとするのね。
2007年ローランギャロス優勝者
Justine Henin
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